NB(ノイズブランカー)OFF!

HFの無線機には NB(ノイズブランカー)が装備されています。
その昔の無線機はアナログ処理でノイズを抑制していましたが
今や デジタル処理でノイズの処理が可能になり、信じられないほ

どクリアな状況で受信ができるようになっています。

通信などにおけるNBの作用は、素晴らしい性能で、フロアノイズす

れすれの信号でさえ、聞きやすくなります。
 こんな素晴らしいNB機能なので通常はONのままですが、
OFFにすることもできますこれはなぜなのでしょうか?

近接通信の障害を減らす意味や NBがいらない環境の立地条件。
などが考えられますが、それ以外のメリットもあります。

HF帯に特有の現象 夜間のE層反射などを丹念に聞いてみると、
など
 電離層に反射して聞こえてくるノイズは独特の音調を伴うもので

す。バンドによって表現は少し異なるようですが、「バンドがうな

っている」「ぎゅるぎゅる言っている」「バンドがざわつく」など

という表現がされています。

こんな時に相手局ががオンエアしてきてくれれば
 すぐにわかりますが、誰もいないと発見のしようがありません。

そんな場合にNBをOFFにしてみると、電離層反射によるフロアノイ

ズの変化に気が付きます。
 
NBのON/OFFによる聞き分けができるようになると、
このタイミングで電波をだせば 遠距離のとの交信ができると
判断できるようになります。
 自分が電波を出したために急にたくさんの局が聞こえてくるによ

うになり、まるで自分がパイルアップの中心にいるような気分にな

ります。
 

モービル運用

モービルでの手軽な移動もアマチュア無線の楽しみの1つでしょう
無線機とアンテナを装着すれば、そのままオンエアが可能です。
しかしこれからの季節 夏に向かいます

車の内部はとても高温になるので注意が必要です。
「いや まだ5月じゃない 夏までは時間があるから大丈夫だよ」
そんな声が聞こえてきそうですが、太陽の南中角度が 日に日に高くなり、6月にも入ると
日中かなり高い位置から太陽の光を浴びることになります。

走行中はエアコンなどもあり、快適な温度ですが、 直射日光の状態で駐車した場合、車内の温度がグングンと上がりダッシュボードなどは、触れなくなるくらい熱を持つことになります。
こんな場所に物を置き放しにしたら大変です。

直射日光を浴びるのはダッシュボードだけではありません。

モービルトランシーバーなどはダッシュボード近くに設置される場合が多く、過酷な環境には変わりありません。

そんな時に一工夫することで、車内の温度上昇を抑えることができます。
それが 車内で使う シェード(日よけ:カーテン)です。
車内に陽を入れないようにすることで車内を日差しから守ることができます。
 価格も安価ですので、車内の環境保護にはかなり有効です。

セパレートタイプの無線装置を設置している場合、
その操作部はダッシュボードに近いはずです。そんな時には
無線機本体にハンカチなどの遮光性のあるものを1枚かけておくのも有効です。
ほんのひと手間かけることで無線機の保護をすることができます。

遠距離通信

VHFやUHFは障害物に遮られなければ小電力でもかなりの遠距離と交信が可能になります。
たいていの場合は、見通しがあれば、その範疇には電波が届きます。 つまり 高い場所に行けば交信チャンスが広がるということになり ロケーション(見晴のいい場所)は遠距離通信のチャンスです。

週末になると、見晴のいい場所に移動運用しに出かけたくさんの局とQSOするというは、移動運用の醍醐味でもあります。
ではいったいどの程度の距離までQSOが可能なのでしょうか?

電波は 
「距離の2乗に比例して減衰し波長の2乗に反比例して減衰」
することが知られており
いくつかの条件がわかれば計算もできます

簡単に言えば送信電力から自由空間ロスを引いたものが受信可能電力を下回らなければよいということであり、具体的に言うと、 ハンディ無線機を手に持って 送信電力1w 高さ100m から送信したとして 同じハンディ無線機を地上高さ2m 受信限界を-10dBμV(普通のFMトランシーバー)とするとおおむね200kmを超えると 受信限界に近くなります。

では、このように計算で出た200kmが交信できる限界なのか? というとそうではありません ハンディ無線装置でも1000kmを超える交信はいくつも記録されています。
  この思わぬ飛びなど予測できないことが起こるのが電波の不思議なのです。

HFのBADコンディション2022年4月版

ここ最近ですが、HFに妨害電波と思われる電波をいくつか観測したので、お知らせいたします

よろしければみなさんもワッチして到達方向などをご報告ください。

(1)13MHz-15MHzに出る不規則なパルス電波
13MHzZ-15MHz台に聞くことができます。
通常にSSBモードで聞いていると、細かいパルスがプチプチと聞こえるだけですが、バンドスコープで見てみると、450KHz間隔くらいでスイープしているみたいで、高いほうから低い周波数へ移動します。バンド幅を広げて、見ようとすると応答性がおいつかず見えなくなります。

(2)4MHz-4.5MHzあたりのうなりノイズ

ブーンというハム音が乗ったような信号
バンドスコープで見ると帯域が40KHzほどあり、ワッチしていると、すーっと 信号が弱くなって消える場合と、ブチっと切れてしまう場合の2パターンが存在します。

(3)7MHzアマチュアバンドに出るブチブチノイズ
何かをたたいたようなゴンゴンという音、バンバンという連続音
バンドスコープを見ていると、200KHz間隔で同時に出てきて突然消える信号

これら信号は何等かのレーダー信号と思われます
HFでビームをお持ちが有志の方々がワッチをされています。
HFは国際的につながった国境のない場所です。紳士的な運用が望まれます 

令和4年通常選挙

令和4年通常選挙に関し2022年4月16日結果が告知されました
詳しくは jarl.orgのHPをご覧ください。

https://www.jarl.org/Japanese/2_Joho/2-3_Kokuchi/2022/22senkyo-kekka.pdf

令和4年通常選挙は2022年2月1日に告示し
 138名の社員と15名の理事候補者を選出するもので、 立候補の締め切りは2月17日(木)
候補者への投票用紙は3月下旬に選挙権のある正員へ郵送。 4月15日に投票が締め切られ、16日開票作業が行われた。

SSN上昇中!

2022年3月からのSSN(サンスポットナンバー:太陽黒点数)
の上昇が続き現在3桁(100台)を維持しています。

観測太陽黒点は、太陽の表面に出来る 温度の低い部分で約9.5年から12年ほどの周期で増減を繰り返しています
前回のピークは2014年 今回のピークは2024年にあると、予想されています。

現在黒点数が増大する時期で 今年から2年をかけてさらに多くなっていくと予想されています。地球の電離層は太陽の黒点数に大きな影響を受けますので、HFの電波伝播は 黒点数が多くなると 遠距離との通信が可能になったりします。FT8などのデジタル通信も流行しているようなので、今まで以上の遠距離とのパス(伝搬経路)が開けることも考えられます。

パスが開けたことを確認する方法として、パス方向の放送が聞こえるか? パス方向にアンテナを向けて ノイズが上がるか? など色々な方法が考えられています。

独立行政法人情報通信研究機構・宇宙天気情報センターでは観測された黒点数を「指数」(SSN:Sun Spot Number) として発表しています。(https://swc.nict.go.jp/trend/sunspot.html)

トップバンド

アマチュア無線のトップバンドといえば
長い間1.9MHz帯といわれていました
周波数が低く アンテナなどの環境を整備することが難しいうえ電信しか許可されないという アマチュア無線における至高のバントだったのです。
 しかし、現在では1.9MHzより波長の長いアマチュアバンドが割り当てられておりトップバンドは135KHz帯に移動しています。

 運用可能周波数は135.7KHz-137.8KHZ の2.1KHZ幅しかありません。
電波形式としてはCW 狭帯域データー が利用可能形式で
 占有帯域は200Hzとありますので、一部デジタル通信を含む電信のみしかオンエアできない周波数になっています。

 波長は2000m以上もあり、1/4λのアンテナでさえ500mもあるためアンテナの利得も期待できない周波数ですが、
2022年3月で全国で300局弱の局が免許を所持しています。

 電波伝搬は長波伝搬であり、夜間の反射通信によれば国内から外国まで交信が可能なはずなのですが、なにより局数も少ないためなかなか交信のチャンスに恵まれないという周波数でもあります。

 オンエアするのはたいへんですが、ロングワイヤーなどのアンテナを利用すればワッチすることは可能です。
バンドの状況を聞いてみるのはいかがでしょうか?

7エリア 地震

2022年3月16日午後11時36分ごろ、7エリア 宮城県と福島県で震度6強の揺れを観測する地震がありました。この地震で気象庁は、宮城県と福島県の沿岸に津波注意報を発表しましたが、17日午前5時に解除しました。
関係各局に置かれましては、さぞかし恐怖を感じられたかと思います。
 第一に安全を確保されるようにお願いいたします。

ハムになればモテモテ

みなさんはアマチュア無線のことをハムと表現されているはご存じだと思います
 
「ハムになろう!」「ハムになればモテモテ」・・
そんな言葉を覚えている人も多いかもしれません。
ハムという言葉はアマチュア無線を表現する言葉として現在も使われています

ではこの「ハム」という言葉の語源はどこにあるのでしょうか?
調べてみると、いくつもの説で伝えられています

 電信を発明発展させた人名説、電信の当時の住所説などがあります。
ただしこうのような伝聞的なものは、
性善なものより下品(→悪態)な言葉のほうが俗語として伝わる場合が多いようです。

 その中で信憑性が高いのが ハムフィスト(hamfisted:不器用)説です。
これを紐解くと、電波を使う前、つまり有線で伝聞を送る電報というシステムにたどり着きます
電報は他人から依頼された伝聞を文字に変更し電信により、相手に伝えます

 このとき全員が同じスピードで送受信ができればいいのですが、中には初心者もしくは電信が不得意な局に送らなくてはならない場合があります。
 この電信が下手な局にたいして あの局はハムフィスト(hamfisted)だなどと揶揄したというのです。このハムというのだけが伝わって
ハムという言葉になったというわけです。

 日本でも同様に有線電信も使われていました
 当然電信が下手な局にが存在していたはずで、そんな局に対して当然のような侮辱が行われていました。それが 「ヘボ」 「ヘボカワレ」 です。
パワハラなどの考えがなかった時期に このようなことが日常茶飯事に行われていたのでしょう。

日本風に言えばあなたも「ヘボになろう!」
「ヘボになればモテモテ..」といういいまわしだったのかもしれません。

「ハムフィスト(hamfisted)」は現在では無線の中ではなかなか聞かれてなくってはいますが、 不器用な へたくそな という意味合いでは使われています。